レノボE480にUbuntu18.04インストールしてみた


管理人ははこれまでインテルのNUCに23インチモニタを3台、HHKBのキーボードにロジクールのトラックボールという構成で開発を進めてきました。

大きいモニタでかつ複数枚で開発をすれば、文字が大きいので目が疲れませんし、ウィンドウをいくつも並べられるので作業効率が高かったりといい事づくしです。

ただ最近、自分はミニマリストを目指しているという事もあり、モノで溢れた生活を送るのは止めていこうという方針で生きています。なのでモニタを何台も並べて使うというのは、電気代を考慮してもあまりよろしくない… また、いつでも・どこでも開発できる体制を整えておけば、コンサートの開演前とか、病院の待ち時間の合間に開発ができて時間を有効に使えるだろうという事で、今回開発環境をラップトップ一台にするという大改革を行ってみました。

本体の選定と改良

まず今回導入したラップトップはレノボのE480です。

これをレノボのダイレクトでカスタマイズして購入しました。CPUはi3-7130U、メモリは4GB、HDDは500GB、解像度はFullHD、英字キーボードでお値段は送料含めて6万円ポッキリです。注文してから到着まで3週間ほどかかったのがネックですが、それを上回るコスパなので文句は言わないでおきます。

E480
E480
E480

一応このままでも動くには動くのですが、流石にSSD全盛のこのご時世に磁気ディスクを使うのはいかがなものかという事で内部を開けてSSDにアップグレードします(レノボのダイレクトでカスタマイズしても良かったが、自分でやった方が安く上がる計算になった)。

まずはパソコン内部を開きます。裏側のネジを緩めてケースをバキバキと外していくのですが、かなり硬いので自身が怪我をしないようにするのと、本体を傷つけないように気をつけなければなりません。

E480_inner

分解の方法について動画が上がっているのでこちらを参照すると良いと思います。

これにCrucialの1TBのSSDを載せ替えます。

メモリも4GBじゃDockerを動かすのもつらい…という事で16GBのものに載せ替えます。

カスタマイズ後の様子がこちら

E480_cruicial

あとは蓋を閉じて完了です。

Ubuntu18.04のインストールと設定

WEBプログラマがWindowsを使うのは色々と辛い…という事で、今回は改造したE480にUbuntu18.04をインストールしていきます。

isoファイルをUSBメモリに焼いてインストール

UbuntuのオフィシャルサイトからisoファイルをダウンロードしてUSBメモリに焼き、USBメモリからブートしてインストールを行います。詳しい方法については以前の記事で紹介いたしましたので、参照なさって下さい。

インストール直後は無線LANのドライバが入っていないため、有線LAN接続のみとなります。これに関しては後ほど解決を図っていきます。

DPIの調整

モニタのサイズは14インチにも関わらず、解像度は1920×1080ですのでこのままだと文字が小さくて見づらい… 解像度そのものを下げても良いのですが、そうするとYouTubeなどの動画がFullHDで再生されなくなってしまい、せっかくの高解像度ディスプレイが無駄になってしまいます。そこでDPIを調整します。

調べたところ調整する方法は色々とあるみたいですが、以下のコマンドを叩くだけで一発で調整できるのでおすすめです。

gsettings set org.gnome.desktop.interface text-scaling-factor 1.3

最後の数字を調整することにより、文字の大きさを変えられます。好みに応じて変更して下さい。

デフォルトのエディタをvimに変更する

デフォルトのエディタがnanoになっているので、これをvimに変更します。まずはvimをインストールします。

sudo apt install -y vim

nanoからvimへデフォルトエディタを変更します。

$ sudo update-alternatives --config editor

上記コマンドを実行すると、下記プロンプトが表示されます。vim.basicがそれに該当しますので、該当する数字を選択しエンターで決定します。

There are 4 choices for the alternative editor (providing /usr/bin/editor).

  Selection    Path                Priority   Status
------------------------------------------------------------
  0            /bin/nano            40        auto mode
  1            /bin/ed             -100       manual mode
  2            /bin/nano            40        manual mode
* 3            /usr/bin/vim.basic   30        manual mode
  4            /usr/bin/vim.tiny    15        manual mode

Press  to keep the current choice[*], or type selection number: 3

パスワードなしでsudoを実行できるようにする

root権限が必要なコマンドは毎回sudoをつけてrootに昇格しますが、sudoを実行する度にパスワードを求められるのは煩わしい… という事で、パスワード無しでsudoを実行できるようにします。

まずは以下のコマンドを実行します。

$ sudo visudo

実行すると以下のような画面が表示されます。

#
# This file MUST be edited with the 'visudo' command as root.
#
# Please consider adding local content in /etc/sudoers.d/ instead of
# directly modifying this file.
#
# See the man page for details on how to write a sudoers file.
#
Defaults        env_reset
Defaults        mail_badpass
Defaults        secure_path="/usr/local/sbin:/usr/local/bin:/usr/sbin:/usr/bin:/sbin:/bin:/snap/bin"

# Host alias specification

# User alias specification

# Cmnd alias specification

# User privilege specification
root    ALL=(ALL:ALL) ALL

# Members of the admin group may gain root privileges
%admin ALL=(ALL) ALL

# Allow members of group sudo to execute any command
%sudo   ALL=(ALL:ALL) ALL

# See sudoers(5) for more information on "#include" directives:

#includedir /etc/sudoers.d

最後の行に、以下の文言を付け足します。

自分のユーザー名 ALL=(ALL) NOPASSWD: ALL

必要なソフトウェアをansibleでインストールする

自分にとって必要なソフトウェアをansibleを使ってインストールします。インストールに必要なplaybookはGitHubに公開してありますので、いったんzip経由でダウンロードします。その後READMEファイルの指示に従いインストールを実行します。

現段階でこのplaybookではChrome、PhpStorm,WebStorm,Dropboxなどはインストールできないので、これらは必要に応じて後ほど手動でインストールします。

カーネルのバージョンを上げる

カーネルのバージョンを上げないと、後述する無線LANドライバをインストールできないので上げます。

先ほど使ったansibleのplaybookの中に、ukuuというカーネルのバージョンを上げるツールが入っているのでそれを使います。

ukuu

後述するwifiのドライバを入れるためには4.15.4以上をインストールする必要があります。とりあえず最新版を入れておけば良いと思います。

無線LANのドライバを入れる

ここでようやく無線LANのドライバを入れます。ここでインストール方法を紹介しても良いのですが、ここまで書いてきてダルくなってきたwので、こちらの記事を参考になさってインストールして下さい。

日本語入力の設定

日本語入力にはibus-mozcを利用します。ソフトウェア自体はansibleでインストールしてあるので残るは設定だけです。

Settings→Regin & Languageから設定していきます。Input Sourcesにmozcを加えるだけです。

ibus-mozc

まとめ

以上でE480にUbuntu18.04をインストールする方法とその設定についての解説を終わりにしたいと思います。

PCのインストールと設定はただでさえ骨が折れる作業なのですが、今回はansibleを使う事によりかなり省力化できました。ansibeの知識は必要になってしまいますが、普段からplaybookをメンテする習慣をつけておけばPCを買い換える時に大変助かります。

また以前は大型モニタにHHKBのキーボードという典型的なインドアプログラマだったのですが、本体・キーボード・マウス・ディスプレイすべて一体化したラップトップを利用することにより、いつでも何処でもコーディング出来る環境が整いました。

インストールしてから一週間ほど経ったのですが、まだまだ使い慣れない部分もあるものの、今後はラップトップの機動力を活かして、ノマド的に働けたらと思っています。それに関するレポートも随時行っていきたいと思います。


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