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【書評】Learn Git in a Month of Lunches

Learn Git in a Month of Lunches
Rick Umali
Manning Pubns Co
売り上げランキング: 30,360

○○ in Actionシリーズで有名なManning社のGit本です。Gitの洋書というとPro Gitが有名ですが、情報がやや古いのと456ページもあって読み切れるか心配だったのでこちらの本をチョイスしました。

Git初心者の自分でもすごく読みやすかったですし、読んで正解だと思えた本だったので、ごく簡単にご紹介したいと思います。

  • 本のコンセプトは、平日のランチタイムを使えば1ヶ月でGitがマスター出来るというもの。英語圏の方だったら多分それくらいの期間で読めるが、自分の場合は3ヶ月くらいかかってしまった
  • 読者のターゲットは完全にGit初心者向け。特に、一通り開発はしてきたけどバージョン管理システムはまだ取り入れていないっていう人にオススメ。コミットの方法など基本的なコマンドからしっかりと教えてくれる
  • Git標準のGUIツールについて解説してくれる。Git謹製でWin,Mac,Linux問わず使えるツールなのでありがたい
  • さらにSourceTreeやEclipseでGitを使う方法とかも解説している。自分はLinuxユーザーなのでSourceTreeは使えないのだが、無料ツールなのでWin or Macユーザーなら多分読む価値が倍増すると思います
  • 初心者本であるが、git pullgit fetch,git mergeの違いについても解説。pullは使わず、なるべくfetchとmergeを使えとした上で、git config pull.ff onlyに設定してpullを使う場合はfast-forwardでマージ出来る時のみ使えば、トラブルは起きないとしていて納得
  • ネット上にも初心者向けのGit解説はあると思うが、git rebaseについて解説したものは少ないのではないか。”keeping up with the repository you’ve cloned, and cleaning up your branch before you merge it.”とし、2つの使用例を解説してくれている
  • “Workflows and branching conventions”の章で、Git flowとGit Hub flowの2つについて解説。git flowはコマンドラインから楽に使えるのでオススメ
  • さらにGitHubについても1章割いており、forkpull requestの方法について解説してくれている。これからオープンソースに参加したい人とか読んでおいた方が良いかもしれない
  • 最終章の”Sharpening your Git”で、-cスイッチの使い方について教えてくれている。これを使うと一時的に設定を変更しつつ各種Gitコマンドが実行出来るのだが、あまり聞かない技なので知れて良かった

この本は本当にGitを始めて使う人向けの本で、ある程度Gitを使い慣れている人だとちょっと物足りないかもしれません。ただ平易な英語なので長文読解のトレーニングにもなりますし、今まで体系的にGitを勉強して来なくて騙し騙し使ってきた人は、復習と英語力強化のために読んでも役に立つと思います。多くの方に自信を持ってオススメ出来る本です。

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Rick Umali
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